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大槻 洋三さん
合同会社Kurasu 代表社員
インタビュー・文:土門 蘭
撮影:原 祥子
Stories2024.05.14
Vol. 15
10秒でスペシャルティコーヒーが飲めるお店。“2050 COFFEE”が目指す、コーヒーの未来とは?
2024.05.14
インタビュー・文:土門 蘭
撮影:原 祥子
2024年2月。多くの人が行き交う新京極通にオープンしたコーヒー店「2050 COFFEE(ニセンゴジュウ コーヒー)」。シルバーで統一された近未来感のあるスタイリッシュな空間には、蛇口のようなコーヒータップが並び、カップを置くとコーヒーが自動で注がれる……

「10秒でスペシャルティコーヒーが飲める」

そんな2050 COFFEEはSNSでも大きな反響を呼び、世界から注目を集めています。
2050 COFFEEのコーヒーは、品質が高くサステナブルな生産を行っている、信頼できる農家から買い付けたものだけ。全自動のエスプレッソマシンとコーヒータップで、常に高品質なコーヒーが効率的に飲める仕組みを作ったと語るのは、オーナーの大槻洋三さんです。

もともと、日本のコーヒー器具やドリップスタイルの文化を世界に広げるコーヒーショップ「Kurasu」を複数店舗展開していた大槻さんにとって、2050 COFFEEは新しい挑戦でした。店名からも「コーヒーの2050年問題」を彷彿とさせるお店は、どんな思いで作られたのでしょうか。2050 COFFEEを通してどんな未来を目指しているのか、オーナーの大槻さんにお話を聞きました。
目次

オーストラリアで感じたコーヒーの可能性

−−昨年11月にオープンされた2050 COFFEEさんですが、すごくスタイリッシュで近未来な空間ですね。まずはオーナー・大槻さんの自己紹介をお願いしてもよろしいですか。

大槻洋三と申します。生まれは京都市上京区ですが、4歳の時にニューヨークに引っ越して、10歳までマンハッタンに住んでいました。そこから中学卒業までは京都にいたのですが、英語圏で勉強をしたいという気持ちがあって高校・大学はカナダでホームステイ留学をしていました。ただ、カナダに行ったら行ったらでまた日本が恋しくなってきて、就職で東京に戻り、その後オーストラリアに行くという、海外と日本を行ったり来たりしている人生ですね。

−−以前の就職先は証券会社だったとうかがいましたが、今の業種とは全然違うキャリアだったのですね。

そうですね。おそらく前職の卒業生でコーヒー屋さんをやっているのは僕だけじゃないかな(笑)。もともと大学では経済学を専攻していて、経済や金融に興味があって入社したのですが、特にやりたいことがあったわけではなかったんですよ。もちろん入社して経験や繋がりができて良いこともたくさんあったのですが、3年目あたりで「これから先、パッションを持って働けるのかな」という疑問が湧いて。それで、違う業種に転職しようと思って退職したんです。

ちょうどそのタイミングで、当時お付き合いしていた方がオーストラリアに転勤になって。僕も転職活動中でしたし一緒についていきました。それが今につながるターニングポイントでしたね。

−−とおっしゃると?

オーストラリアって、コーヒー文化がすごく盛んなんですよ。特にメルボルンはコーヒーカルチャーの最先端を行く場所で、生活にコーヒーが強く根付いているんです。みなさん、家ではなく外で、しかも何回もコーヒーを飲むんですよね。朝飲んで、仕事中に同僚と飲んで、昼休みに飲んで、仕事が終わったらまた飲んで……みたいな。

また、スターバックスのような大手チェーン店がなくて個人店が多いので、みんなバリスタさんとも距離が近くて、まるで家族みたいなんです。コーヒーがコミュニケーションのハブになっていてすごく気持ちいい。「コーヒーっていいな」と改めて思わされた時期でした。

−−もともと大槻さんはコーヒーがお好きだったんですか?

僕の両親は、二人とも喫茶店をやっていたんです。父方の実家はゲストハウス併設の喫茶店を、母はジャズ喫茶をやっていました。両親ともコーヒーが大好きで、喫茶店を辞めた後も、母がコーヒーをハンドドリップで淹れる情景が日常でした。なのでコーヒー自体はすごく好きでしたね。ただ、コーヒーをビジネスとしてやろうとは思ったことがありませんでした。

でもオーストラリアで盛んなコーヒーカルチャーに触れて、事業として成り立っている様子を目にしてから考えが変わりました。個人店など中小のコーヒー屋さんばかりなんですが、街のコーヒーの需要が高いので、実際に中を見ると組織として体制が整っているんです。焙煎チームだけじゃなく、マーケティングチームやセールスチーム、カスタマーサポートチームもあって、内側がとても厚い。回転も多くて利益が生まれやすく、その利益によってより質の高いコーヒーを仕入れることができる……そんな好循環が生まれていました。

コーヒーがビジネスとして成り立っている現状を知り、「自分も何かできるのではないか」と考え、2050 COFFEEの母体である「Kurasu」という会社を立ち上げました。

 

京都から世界へ、日本のコーヒー文化を届ける

−−Kurasuでは最初、どんなことをされていたんでしょうか?

僕はコーヒーが好きだし、日本と海外を行ったり来たりしていたので、それを活かした事業にしようと考え、最初は日本のコーヒー器具をオンラインで販売していました。起業した2013年頃は、日本では当たり前に定着しているドリップスタイルが、海外でも注目され始めた時期だったんです。もともと海外ではエスプレッソマシーンで抽出するラテなどがメインだったのですが、ハンドドリップで淹れるスタイルも定着しつつある段階でした。

2050 COFFEEでは数種類のタップコーヒーの他、ラテやフードメニューも楽しめます

なぜかというと、その頃は世界中のコーヒーの質がどんどん上がっている時期でもあって、「ラテではなくブラックで、コーヒー本来の味を楽しもう」というムーブメントが起こっていたんですね。「栽培、ロスティング、焙煎、抽出まで、コーヒーをもう一度ちゃんと見直そう」「農家さんが頑張って作ってくれたスペシャリティコーヒーをちゃんと味わおう」……そのムーブメントが「サードウェーブ」と呼ばれるものなのですが、それに日本のコーヒー器具がすごくマッチしました。

僕はそこに目をつけて、日本のコーヒー器具を海外で販売したら需要があるのではないかと考えたんです。そこでまずは、日本製のコーヒードリッパーやコーヒーケトルなどを、オーストラリアでオンライン販売し始めました。

−−日本のコーヒー器具は、海外では人気だったんですか?

人気でしたね。日本はもともとドリップ文化が根強く合ったので、そのための器具が豊富にあって、世界の中でも独自の発展を遂げていました。それが海外の方からはすごくかっこよく見えていたようで、オーストラリアやアメリカ西海岸なんかのおしゃれなカフェが、あえて日本のドリッパーを使い出したんです。日本でも逆輸入のように、ハンドドリップカルチャーが再燃しました。今や世界中にそのカルチャーが広がっていますね。

−−Kurasuさんは、サードウェーブの波に乗って事業を展開されたんですね。

はい。また、僕自身はずっとオーストラリアに住んでいたのですが、だんだんオンラインショップのお客様から「今度日本に行くんだけど、どこにお店があるんですか?」という問い合わせが増えてきました。それがきっかけで、実店舗を持つことを考え始めたんです。僕自身もオーストラリアで「コーヒー屋さんでこんな体験ができるのか」と実感したので、そんな場所を作りたいなと。

それで2016年に京都駅の近くにスペシャリティコーヒースタンド「Kurasu Kyoto Stand」オープン。シンガポールやバンコクにも展開したあと、コーヒー器具に触れたり淹れ方を学んだりすることもできるショールームとして、京都夷川に「Kurasu Ebisugawa」も作りました。これらのお店では、「京都から世界へ向けてコーヒー文化を発信していく」ことをビジョンとしています。

Kurasu ebisugawaの外観(提供写真)

 

スペシャルティコーヒーとの出会いのハードルを下げる

−−Kurasuの実店舗を展開する中で、新たに2050 COFFEEを始めようと思われた理由はなんだったのでしょうか?

ひとつはKurasuを10年近くやる中で、自分たちが扱っている浅煎りで高品質なスペシャルティコーヒーをより多くの方に知っていただきたいと思ったからです。ただ、もともと日本には深煎りコーヒーの文化が根強くあり、「コーヒー=ガツンと苦い」というイメージが定着していて、スペシャルティコーヒーを広めるにはなかなか難しい状況だなと思っていました。

だけど、日本にはスターバックスさんをはじめとしたフランチャイズのコーヒー屋さんがとても多いですよね。缶コーヒーの文化もあるし、ここ数年ではコンビニのコーヒーも急激に伸びている。日本はコーヒーに限らず、一つのプロダクトの幅が広くて多様性があります。だからコーヒーの定義も人によって全然違うし、「コーヒーとは何だろう」の最適解がない。その中でスペシャルティコーヒーの店舗も少しずつ増えているのを感じて、これは逆にチャンスではないかと考え始めたんです。

−−なるほど。日本のコーヒーの定義が一本化されていないところに、スペシャルティコーヒーが浸透する可能性を感じられたんですね。

はい。逆にオーストラリアでは、大体どこも浅煎りのスペシャルティコーヒーを出していて、コーヒーと言えばこの味です。だから何度も「日本のコーヒーって美味しくないよね」って言われました。でもそれは彼らのスタンダードと違うから受け付けられないだけ。それと一緒で、日本ではスペシャルティコーヒーがまだスタンダードになっていない。そこに当初は大きな壁を感じていたのですが、だんだんと可能性も感じるようになって、自分たちもコーヒー屋さんとして、より多くの方にスペシャルティコーヒーが届くようなアプローチをしていこうと思い始めたんです。

−−そのアプローチのひとつが、2050 COFFEEなんですね。

そうです。例えば立地をとっても、新京極通のMOVIX京都の向かいという、人が多く行き交う場所を選びました。なぜかというと、シンプルに「多くの人に知ってほしいから」。もちろん家賃は高いけれど、歩いていて「何か飲みたいな」と思ったらそこにあったり、「あれ、ここなんだろう」と思ってフラッと入れる、そんな場所にしたかったんです。

入りやすい入り口を作って、実際にコーヒーを飲んでいただく。そこで僕たちが取り扱っている、品質が高くてサステナブルな生産を行っているコーヒーを提供する。その結果「へえ、スペシャルティコーヒーってこんな感じなんだ」という体験をしていただける機会を作りたいと考えました。

−−スペシャルティコーヒーを飲もうとやってくるのではなく、入ってみたらスペシャルティコーヒーのお店だった、という流れですね。確かにお店のデザイン自体、すごく目を引きます。

実は僕個人としては、これまでのKurasuの店舗のような雰囲気のデザインが好きなんですけど(笑)、いわゆるインスタ映えであったり、「これってなんだろう」と人を惹きつけるデザインに振り切ろうと思いました。今までKurasuを知らなかった人に知ってもらうには、真逆を行くしかないと。

−−結果的にはいかがですか?

今まで全然Kurasuを知らなかった方も多く来てくださっています。立地柄か、若い方も年配の方も海外の方もいらっしゃって。さまざまな方にスペシャルティコーヒーを知っていただくきっかけとなる店を作りたかったので、そういう意味では成功しているのかなと思います。

−−先ほどお店で実際にコーヒーをオーダーしたのですが、こちらではセルフでコーヒーを淹れられるのですね。タップコーヒーの注ぎ口の下にカップを置くだけで、10秒でスペシャルティコーヒーが注がれる。しかも、飲んでみたらとても美味しくて衝撃的でした。その辺り、ハンドドリップスタイルのKurasuさんとはまったく違う方向性なのかなと思うのですが。

注ぎ口の下にカップを置くだけ。約10秒でスペシャルティコーヒーを味わうことができる

本当にその通りで、このお店では「気軽にスペシャルティコーヒーを飲んでいただける体験」に振り切っています。実際、インスタグラムでタップコーヒーの動画を見て「体験してみたくて来ました」とおっしゃる方もいて。最初はそれがきっかけでいいんですよ。飲んでみて、「他のコーヒーと違うな」「美味しいな」と思ってもらえたらそれでいい。そんな姿を見ていると嬉しくなりますね。

また、働く人にとってもこの店がきっかけになってほしいと思っています。スペシャルティコーヒーを広めるには、雇用も増やさなくてはいけないません。とはいえ現状、スペシャルティコーヒーを扱う仕事ってハードルが高いんですよ。「コーヒー屋さんで勤務した経験がある」とか「エスプレッソマシンを使える」とか「英語が話せる」とか。実際、Kurasuでもそういう条件で募集をかけていて、コーヒー業界で働きたいと思っても働けない方が多いのが現状です。

だけど2050 COFFEEなら、コーヒーの経験は必要ありません。コーヒータップは特別な技術が必要なわけではないので、誰でもその日からシフトに入れるんです。日本語が堪能でなくても働けるので、海外のスタッフも在籍しています。

−−それは、全自動でコーヒーが飲める仕組みだからこそできることですね。

はい。2050 COFFEEではとにかくハードルを下げて、お客様も働く人も多様性に溢れた状態にしたいと思っていました。さまざまな方にコーヒーのことを知ってもらったり、広めてもらったり。うちがそのきっかけになったらいいなと願っています。

 

「2050 COFFEE」という店名は自分への戒め

お客様によく聞かれるのが、「2050 COFFEEってどういう意味なんですか?」ということです。この名前自体も、コーヒーの2050年問題を勉強するきっかけになればと思って名付けました。

−−まさにそこが肝ですよね。大槻さんはいつも、その問いに対してどのように答えていらっしゃるんですか?

「コーヒーの2050年問題」というのはシンプルに言うと、コーヒーの需要と供給のバランスが完全に崩れてしまう問題なんです。今、世界的にコーヒーを飲む人がすごく増えていて、需要がどんどん上がっているのですが、今のままで行くと2050年には供給量が半減すると言われています。その理由はいくつかあるのですが、一番はやっぱり地球温暖化。雨季の時期がズレたり、台風がやってきたりと、今までになかったような異常気象が起きて、これまで栽培できていた農地が機能しなくなっています。

もう一つは離農です。農家さんと取引先企業とのパワーバランスが悪く、低賃金で不安定な中で生計を立てるのが大変になってきて、他の事業に流れる農家さんも多くなっています。

このまま需要と供給のバランスが大きく崩れていくと、近い将来、コーヒーがものすごく高くなるかもしれないし、そもそも手に入らなくなるかもしれない。その問題が、コーヒーの2050年問題と呼ばれています。

−−つまり、コーヒーを飲む人は増えているのに、コーヒー自体は減っているという……。単純に考えると「それならもうコーヒーを飲まないほうがいいのかな」と思うのですが。

そこらへんがものすごく難しいんです。というのも、この問題は変数が多くて、「これをやったら解決する」ってことがないんですよ。ただ、その中で自分たちに何ができるのかを考え続けないといけないと思っています。僕たち2050 COFFEEも、1店舗だけでできることは限られていますが、今後はお店を増やして拡大していきたい。それで何か変革を起こせないかなと考えています。

実は2050 COFFEEを立ち上げようと思ったのは、昨年の2月、コーヒーの生産地であるエチオピアを訪れたのがきっかけでした。そこで2050年問題が現実として起こっているのを、肌で感じたんです。それでも僕たちはコーヒーを適正な価格、高価格帯で購入していて、農家さんのためになっていると思っていたところがあったんです。

だけど現地の方と話した時、結局誰が一番生産者の力になっているかと言ったら、やはりコーヒー業界の大企業の名前が上がったんですよ。僕の中には正直、「大企業は搾取するもの」というイメージがあったけど、現地の人にとってはそうじゃなかった。大企業にとってはコーヒーが仕入れられなくなるとビジネスが成り立たなくなるので、生産国に投資せざるを得ない。道路を作ったり、学校や病院を作ったり……そこに住む人たちが健やかに働けるよう、インフラ単位で管理しているんです。

−−それは大企業ならではのアプローチですね。

僕たちだって高く買っていいことをしていると思っていたけれど、生産者からしたら労力に対する正当な対価だから、まあ当たり前の話なんですよね。目に見える変革を起こしているのは資本のある大企業だったというのを目の当たりにして、自分の中にもともとあったモヤモヤがより大きくなりました。「自分は農家さんの苦労を本当に理解しているだろうか」「コーヒーの未来のためにできる本質的な投資ってなんだろう」って。それで、本当にコーヒーの未来を考えたお店を作りたいと思い作ったのが、2050 COFFEEだったんです。

だから2050 COFFEEっていう名前は自分への戒めでもあるんですよ。常にそのことを考え、2050年というデッドラインまでになんとかしようという戒めです。今後はそのデッドラインに向けて、10店舗、100店舗とお店を増やしていきたい。そうすれば資本も増えて、できることも増えますからね。

例えば農家さんとの関係性をより良く築いたり、代替コーヒー(※)の開発に投資したりもできるかもしれない。この問題に対するアプローチはいろいろあると思うけど、いつか市場にインパクトを残せるようなことをしたい。今はその準備段階っていうイメージです。実はすでに海外から何件かお声がけをいただいていて、自分でもちょっと怖いぐらいなんですが……(笑)。

(※)コーヒー豆を使わずに作られた、コーヒーに似た風味の飲み物。たんぽぽ、玄米、とうもろこし、大豆などを用いることが多い。

−−すごい! 目標に向かってさっそく進んでいるのですね。今後は具体的にはどんな展開をお考えなんですか?

店舗数を増やしながら、2050 COFFEEのコンセプトに共感してくださる企業や人と一緒に、この問題に取り組んでいきたいです。例えばサステナブルな取り組みをされている事業者さんとコラボレーションすれば、ここのお客様にその事業を知っていただくきっかけになるし、その事業者さんのファンの方がコーヒーを知ってくださるきっかけも作れる。そんな取り組みも、今年いろいろ仕込んでいっています。

−−それはとても楽しみです。最後に、コーヒーの2050年問題に対して、私たちが今日からできることは何でしょうか。京都はコーヒーの消費量が日本一ということもあり、ぜひ読者の方にもそれを伝えてほしいのですが。

やっぱりまずは、今飲んでいるコーヒーがどこから来ているのかに少しでも興味を持っていただくことだと思います。コーヒーを買うときの一つの指標として、「どこで栽培されてどこから輸入された」という事実が、詳細に書かれているかどうかを見るのは大事ですね。

例えば「エチオピア」と言っても広いですから、それだけ書いてあってもどこから来たのかわかりません。でも「◯◯区の◯◯農園の◯◯さん」とまで書かれていたら、このコーヒーはそこからきちんと仕入れてるんだなとわかる。そういったコーヒーは、たいてい土壌や収穫の段階から気を配っていて、農法や製法も質の高いものが多いので、できたらそこまでこだわっているコーヒーを選んでいただきたいです。そんなふうに少しでも関係性やコネクションを感じていただけるような飲み方をしていただけたら、少しずつ良くなっていく可能性があると思います。

−−そのコーヒーを選ぶということは、その生産者さんの力になるということですものね。

はい。まずは信頼できるコーヒー屋さんで、コーヒーを飲んでください。2050 COFFEEでコーヒーを飲んでいただくのもひとつの手です。スタートはそこからだと思いますね。

Profile
大槻 洋三
合同会社Kurasu 代表社員

京都生まれ。ウォータルー大学卒業のち、ゴールドマンサックス証券日本法人入社。日本のコーヒー器具を販売するECショップ「Kurasu」を立ち上げ、出身である京都市内に3店舗、シンガポール、バンコク、インドネシア、香港に合計10店舗展開。スペシャルティコーヒーをマスへ浸透させる「2050 COFFEE」を立ち上げるなど、積極的な事業展開を通じて、より多くの人々に高品質なコーヒーを提供することを目指している。
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スペシャルティコーヒーショップ

住所 :京都府京都市中京区桜之町402
営  :月〜金 8:00~19:00、土日祝 8:00~20:00
休  :不定休

※営業情報は2024年5月時点のものとなります
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Writer
土門 蘭
文筆家
1985年広島出身、京都在住。小説・短歌等の文芸作品の執筆、インタビュー記事のライティングやコピーライティングを行う。著書に『100年後あなたもわたしもいない日に』『経営者の孤独。』『戦争と五人の女』『そもそも交換日記』がある。
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