京都府立洛西高等学校にて、カードゲーム体験会を開催しました!
京都府立洛西高等学校の学生と一緒に、世代の垣根を越えて、カーボンニュートラルに対する理解を深めるとともに、脱炭素ライフスタイルの転換に向けて学びや気づきを得ることができるカードゲーム「脱炭素まちづくりカレッジ」体験会を開催しました。体験会には、高校生(9名)や一般の方(6名)にご参加いただきました。
まず、講師より気候危機や脱炭素に関する情報提供を行ったうえで、カードゲーム「脱炭素まちづくりカレッジ」のルール説明がありました。このカードゲームでは、2050年までにCO2排出量正味ゼロを目指し、各プレイヤーがプロジェクトカードをもとに、気候変動問題に対するアクションを実施していきます。
例えば、プロジェクトカードには、「衣料品回収再生BOX」、「ヴィーガンレストラン」、「共同コンポスト」、「断熱改修」、「リジェネラティブ観光」など、さまざまな分野に関するプロジェクトがあります。
それらのプロジェクトカードには、必要なパートナーカードが明記されており、参加者はお互いに情報やカードを交換・連携しながら、プロジェクトを実施しました。しかし、プロジェクトカードは、気候変動問題の解決に必ずしも寄与するとは限りません。参加者は何が環境にいいプロジェクトかを考えて、実行する必要があります。
前方のスクリーンには、地域の温室効果ガスの排出量、再エネ普及率、地域コミュニティの成熟度の3つのメーターで「見える化」されています。最終目標は4ターン以内に、温室効果ガス排出量を50以下(半減)することが目標でしたが、今回は最終的に47まで減少したため、目標を達成することができました。
カードゲーム終了後の振り返りでは、「現実には見える化されていない排出量から、リアルタイムで地域や個人の排出量が見えるのは面白い。」「お金やパートナーが手元になく、自分ひとりではできることが限られていた」といった気づきがありました。
最後に、事務局より京創ミーティングのビジョンやアクションリスト、「脱炭素まちづくりカレッジ」のプロジェクトカードと関連づけた京創ミーティングのプロジェクトについて説明しました。
アンケートで高校生からは、「大人達と取り組むワークショップは初めてだったので不安が少しあったが、大人の様々な経験や現在の市での取組についてのお話を聞き、環境についてより深く知りたいと思えた。」、「プレイしたカードも知らないものが多く、今からできるものも多いと感じた。」等の感想がありました。
実施後のアンケートでは、約9割の参加者が、このカードゲーム体験会に参加することで、脱炭素ライフスタイルを転換するきっかけになったと回答されました。今後も、脱炭素に関わるワークショップを企画しますので、ぜひご参加ください!