Concept
2050 MAGAZINEについて
Stories 読む + 聴く
Projects
参加する
News & Topics
知る
People & Places
出会う
Vision
Information
取り組む
News & Topics2023.06.23
開催レポート
2023.06.23

【開催レポート】6/3開催「カードゲーム『2050カーボンニュートラル』体験会」
開催レポート

カードゲーム『2050カーボンニュートラル』体験会を開催しました!

祇園祭ごみゼロ大作戦のボランティアリーダーとして、祇園祭のごみ減量のため活躍いただく皆様に対して、ごみ減量の意義についても改めて、世界で喫緊の社会課題である地球温暖化についても学び、考えていただくため、カードゲーム『2050カーボンニュートラル』体験会を開催しました。
まず、ファシリテーターでSDGsサポーターズの杉田氏が、87名の参加者に向けて、脱炭素社会を目指す必要性やカードゲームのルールについて、情報提供しました。

今回は参加者数が多いため、AとBの2つのチーム(世界)に分かれて実施しました。1つのチーム(世界)につき、「住宅メーカー」、「電力会社」、「農林業」、「自動車メーカー」、「環境NPO」、「部品メーカー」、「商社」、「IT事業者」、「金融機関」、「政府」、「アパレル事業者」、「食品メーカー」の12グループが脱炭素社会の実現を目指し、組織や市民として実施すべき取組を話し合いました。

組織や市民として実施した取組の結果は、排出量の減少や吸収量の増加に影響を与え、その変動を随時カーボンマップに反映されます。
今回は2つのチーム(世界)で実施しましたが、Aチームはカーボンニュートラル(排出量=吸収量)を達成し、Bチームは達成することが出来ませんでした。

▼Aチームの結果(カーボンマップ)           ▼Bチームの結果(カーボンマップ)

 

 

 

 

 

脱炭素社会の実現に向けては、環境負荷の削減を目指しつつ、経済成長も同時に進めていく必要があります。このゲームではGDPを指標として、経済成長を測定します。この両立のバランスがなかなか難しいのですが、今回のゲームでは、カーボンニュートラルを達成したAチームのほうが、達成できなかったBチームよりもゲーム終了時のGDPが高く、経済成長を成し遂げました!

午後からは、ファシリテーターで京都府地球温暖化防止活動推進センターの川手氏が、カードゲームの振り返りを行いました。

参加者からは、以下のような感想がありました。
・「組織として実行できる取組の一つである研究開発のカードは、ゲームの終盤にCO2削減の効果が出た。すぐに目に見える効果はなかったとしても将来役立つことがある」
・「利益と環境保護の両立が難しかった」
・「チーム(世界)の中で他組織との連携が重要である」
・「組織の行動と市民の行動が連携しながら、活動を進める必要である」
・「政府は市民の声に耳を傾けつつ、行動を決定する必要がある」
・「環境NPOは組織目標の達成のために、特に他のグループに働きかける必要がある」
・「(ゲームと同様に現実でも)様々な組織が一度集まって、各組織の目標やどのように行動を起こしていくか等の将来について話し合えばよいのではないか」
・「一旦全ての組織からお金を集めて分配してみるのも良いかもしれない」

実施後のアンケートでは、約80%の参加者がライフスタイルを転換するきっかけになったと回答されました。カードゲーム終了後は京都市環境保全活動推進協会より、世界や京都での気候変動問題の現状について情報共有をしたうえで、京都市が取り組んでいる2050京創ミーティングのビジョンや市民の皆様が行動しやすくなるプロジェクトを紹介しました。
今後も、脱炭素に関わるワークショップを企画しますので、ぜひご参加ください!

Pickup
おすすめ記事

Back to Top