「LFC コンポスト堆肥回収会&ミニ講座」を開催しました!
令和4年11月23日(水・祝)に、北区の大宮交通公園で「地域での生ごみ堆肥の活用推進プロジェクト」の取組の一環として、LFC コンポスト(※)堆肥回収会&ミニ講座を開催しました。
※ ローカルフードサイクリング株式会社が提供するバッグ型コンポスト
午前と午後の2回に分けて、ミニ講座や堆肥の回収&相談会を行い、堆肥を持参いただいた方のうち希望者には、大宮交通公園内で土中環境再生ツアーを実施しました。
当日はあいにくの雨でしたが、午前の会に8名、午後の会には3名の方に参加いただき、27.4kgの堆肥を回収しました。
ミニ講座では、LFCコンポストのアドバイザーの方から、堆肥づくりの始め方、LFC コンポストの使い方を説明いただきました。
アドバイザーの方は、もともと環境には興味がなかったけれども、堆肥づくりをきっかけに環境のことなどを考えるようになったそう。ご自身も自宅でLFCコンポストを実践しているので、その中での体験を交えながら説明いただきました。堆肥づくりには、生ごみを入れる期間とその後に熟成期間が必要なこと。微生物が生ごみを分解するためには、「水」「酸素」が必要なこと。「気温」も微生物の活動に影響することなどを分かりやすい言葉でお話いただきました。
参加者たちは、実際に使用中のコンポストの状態を確認しながら、堆肥づくりのエピソードやアドバイスに耳を傾けます。
堆肥の回収&相談の時間では、年配の方から親子、大学生、ご夫婦といった幅広い世代にご参加いただき、コンポストでの生ごみ堆肥は誰でも始められる、ということも再認識しました。
参加者の皆さんが持ってこられた堆肥を見ながら、堆肥づくりの苦労話や楽しかったエピソードなどを共有し、楽しい交流の時間となりました。
マンションでコンポストを活用している方は、できた堆肥を使える場所がないので、堆肥の回収会があるのは助かると仰られていました。
今回、回収した堆肥は、大宮交通公園の樹木や花壇の堆肥として活用します。
堆肥回収会の後には、堆肥持参者を対象に土中環境再生ツアーが行われました。大宮交通公園で土壌を整える活動に取り組んでおられる管理人の方から、「土中環境の再生」について説明していただき、実際に植栽の様子を観察しながら園内を巡りました。
「土中環境の再生」…なんだか聞きなれない言葉ですが、縦穴を掘って土を柔らかくする作業をしているのだそう。そうすることで、土の中で水と空気がきちんと循環でき、植物も元気に育つ環境に変わっていくそうです。
大きなマイナスドライバーを土に刺して、作業している場所と、作業していない場所で固さの比較をしながら公園を回ります。
一方、土中環境の再生をしっかり実施したサクラの木の下は、ドライバーが良く刺さり、土の柔らかさを体感できました。
また、公園の中には落ち葉コンポストもあります。公園で出る落ち葉や剪定枝などは全て、このコンポストで堆肥にしたり、土中環境を再生する作業に使用しているとのことでした。
小雨がぱらつく中でしたが、皆さんじっくりとお話を聞いておられ、いつもとは違った公園の一面を知る機会になりました。
LFCコンポスト堆肥回収会&ミニ講座は、今後も定期的に開催されます。
開催日程等の詳細は、ごみカフェKYOTOのホームページをご確認ください!