この度、常に手を動かしながら考える”クリティカルメイキング(Critical Making)”という考えを大切にする『Bridge Studio』において、断熱をみんなで考え作るワークショップ開催し、地域住民など8名の方にご参加いただきました。
まず、事務局から京都市の2050京創プラットフォームのプロジェクトに関するご紹介を行いました。その後、ひのでやエコライフ研究所の山見拓さんによるミニレクチャー「屋根裏断熱のしくみと効果」と、ワークショップを行いました。
そもそも「断熱」とは、空気の層などをつくって熱を伝わりにくくすること。そのためにまず、「熱の通り道」を知る必要があり、家の中ではガラス面やサッシなどの開口部分が一番の熱の通り道だとのことです。そして、夏はこの窓の次に屋根からの影響が大きいそうです。

また私たちはどうしても気温で暑さを考えがちですが、人は気温以外にも湿度や身体と接触する場所など、総合的に快適性を敏感に感じているというお話もありました。家の中でも、風が通っていたり、床や壁が冷たかったりすると、夏でも涼しく感じることはありますよね。
さて、今回は天井から来る断熱対策を行うことで、屋根から伝わる熱を遮断していくワークショップを行いました。

山見さんのお話で断熱の知識を身に着け、いざ2階へ上るとそこには・・・大きな断熱材が!大工さんが天井に登ってくれているので、この断熱材を参加者全員で手分けして、天井に上げていきます。

作業後にみんなで天井と外部の隙間をチェックしてみると、そこには大きな隙間が・・・
ここから天井に寒さや暑さが直接伝わってきていたのですね。今回のワークショップで、断熱材を敷き詰めることができたので、外部の温度に左右されない快適な住空間へとグッと近づいたのではないかと思います。

また山見さんが用意してくれたサーモメーターカメラで、天井の様子を撮影!断熱材を敷き詰めたところは、黄緑から水色になるなど、こんなに変化しました。やはり断熱材で屋根からの熱を一定遮断できるようになるんですね。
最後に山見さんより、今回のワークショップのまとめを行っていただきました。今回は天井断熱を行いましたが、このような断熱対策の注意点として、部屋全体の対策(その他:部屋の隙間を埋める気密対策など)や結露対策(ただ気密性を上げるだけでなく、換気できるようにしておく)の重要性も指摘されていました。
人にとって快適な空間にするためには、一部の断熱対策だけでなく、総合的な観点が必要であることを今回の断熱ワークショップから学ぶことができました。

暑い中でしたが、ご参加された皆様ありがとうございました。
今回のワークショップを通して、見て学び、自分で手を動かすことで、少し断熱が身近に感じられたのではないでしょうか。
京都市では今後も、脱炭素ライフスタイルを推進するため、イベントや交流会などを行っていきます。ぜひご参加ください!

