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News & Topics2024.10.09
KYOTOVEGAN COLUMN
2024.10.09

精進料理の精神性 -海外から見た日本の魅力-
KYOTOVEGAN COLUMN

KYOTOVEGAN COLUMNとは

京都のプラントベースの食や体験にまつわるお話を中心に、レストラン情報やさまざまな取り組み、商品・サービスなどをご紹介。

本コンテンツでは、2050京創ミーティングに紐づくプロジェクト「菜食対応のメニューを提供する店舗の見える化」のプロジェクトオーナーである『KYOTOVEGAN』のウェブサイトに掲載されているコラムから、選りすぐりの内容をお届けします。

西洋発祥であるヴィーガンに似たものに、東洋発祥の精進料理があります。精進料理は日本の伝統的な食文化でもあり、その精神性と独特の哲学で世界中の注目を集めています。仏教の影響を受け、動物性の食材を一切使わないことが特徴ですが、ヴィーガン料理とは少し異なる独自の思想を持ち、この記事では、精進料理の歴史、ヴィーガンとの違い、その精神性や哲学、自然観について掘り下げていきたいと思います。

 

精進料理の歴史

精進料理の起源は、奈良時代に日本に仏教が伝来したことに遡ります。(※諸説あります)仏教の教えに基づき、僧侶たちは肉食を避け、野菜、穀物、豆類を中心とした食事をとるようになりました。そして、鎌倉時代には、禅宗の影響で精進料理がさらに洗練され、日本の食文化に深く根付いていきました。

「精進料理」という言葉は仏教の経典には登場しませんが、「精進」とは雑念を去り仏道修行に専心することや、一定期間行いを慎み身を清めることを意味します。精進料理は仏教の戒めに基づき、殺生や煩悩を避けるための料理として発展したのです。

 

精進料理とヴィーガン料理の違いと自然観

精進料理とヴィーガン料理は、動物性の食材を使用しない点で共通していますが、背景にある哲学は少し異なります。ヴィーガン料理は動物の権利や環境保護を重視し、倫理的な理由から動物性食品を避けます。一方、精進料理は仏教の教えに基づき、殺生を避けることで精神的な修行を行い、また雲水(修行僧)が庫裡で食を整えること自体も修行とされるなど、宗教的側面が強調されます。

また、精進料理には自然との調和を重んじる思想も根底にあり、季節の食材を使用し、自然のリズムに合わせた食生活を送ることが奨励されます。自然の恵みを最大限に享受し、感謝の気持ちを持つことを重要視し、また、地産地消の理念を大切にし、地元で採れた新鮮な食材を使用することで、地域社会とのつながりを強化し、環境への負荷を減らすことができます。



コラムの続きはKYOTOVEGANのウェブサイトから。
現代における精進料理の意義ついて考えを深めていきます。ぜひ御覧ください。

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合同会社KYOTOVEGAN
ヴィーガンコンテンツの開発導入支援、店舗紹介

数ある選択肢からヴィーガンを選ぶことも認め合えて、
ライフスタイルの多様性が肯定される世界を京都から実現することを目指し、
ヴィーガンを通してどんな人も肯定される社会を考え、創り続けることで
世界で最も寛容な“京都発のヴィーガンカルチャー”を育てます。
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