世界で地球環境の保全に著しい貢献をされた方々を顕彰するため、「KYOTO地球環境の殿堂」表彰式を開催するとともに、殿堂入り者等を囲む国際シンポジウムを開催します。
今年度は、府内高校生による気候変動ピッチセッションや、殿堂入り者と山極壽一氏(総合地球環境学研究所長)と府内高校生のパネルディスカッションを開催しますので、ぜひご参加ください!!
1 日時及び場所
令和6年10月14日(月・祝)午後1時~午後5時
国立京都国際会館 RoomA(京都市左京区岩倉大鷺町422番地)
2 第15回殿堂入り者
○甲斐沼 美紀子 氏(1950年生/日本)
【公益社団法人 地球環境戦略研究機関(IGES)研究顧問】
パリ協定で合意された「2℃目標(努力目標 1.5℃)」をうけて、IPCCが2018年に発表した1.5℃特別報告書は、2℃と1.5℃の気温上昇による影響の違いが大きい事を示した。その執筆者の一人として、パリ協定の長期目標を2℃から1.5℃に強化する知見を広めた
○パーサ・ダスグプタ 氏(1942年生/イギリス)
【ケンブリッジ大学 フランク・ラムゼイ記念名誉教授】
人口や、消費、生物圏域における結びつきから経済学を発展させることを目指し、40年にわたる研究を続け、「生物多様性の経済学」を完成させた。その他にも、「Economics Theory and Exhaustible Resources」を執筆するなど、新たな環境経済学の指針を提示している。
○山岸 哲 氏(1939年生/日本)
【山階鳥類研究所名誉顧問】
マダガスカル共和国のオオハシモズ類の種分化に関する研究に従事し、日・マ両国語併記における『鳥類フィールドガイド』をマダガスカル共和国の子供たちに発刊・寄贈するなど、島の生物多様性生成の解明に寄与した。また、鳥類の繁殖行動の研究に携わる多くの研究者を育成するなど、国内外において「行動生態学」の発展に大きな貢献を担った。
3 内容
(1)「KYOTO地球環境の殿堂」表彰式
・オープニングアトラクション(京都フィルハーモニー室内合奏団の演奏)
・主催者挨拶
・殿堂入り者表彰式(認定書授与)
(2)「京都環境文化学術フォーラム」国際シンポジウム
・殿堂入り者記念講演
・府内高校生による気候変動ピッチセッション
・パネルディスカッション