令和7年9月5日(金)に、KYOCA京果会館にて、多様な主体が交ざり合い、新たな取組を共創するとともに、脱炭素社会の実現やSDGsの達成につなげる場として交流会を開催しました!計60名の事業者様にご参加いただき、大盛況となりました。ありがとうございました!
★第1部★
パネルディスカッション「SDGs・ESGファイナンスのネクストステージ」では、SDGsの達成に向けて、社会や環境に与える影響を考慮した事業活動の重要性について議論が行われました。
〈登壇者〉
- 合同会社シッカイヤ代表 日本ファンドレイジング協会常務理事 鴨崎貴泰(ファシリテーター)
- あいおいニッセイ同和損保保険株式会社テレマティクス・モビリティサービス事業開発部次世代ビジネス開発室室長 堀越洋平
- 京都信用金庫ソーシャル・グッド推進部部長 石井規雄
- プラスソーシャルインベストメント株式会社代表取締役社長 野池雅人
事業活動による直接的な成果だけではなく、その成果が社会や環境に与えた影響を評価する社会的インパクト評価が重視される社会に変わりつつあります。登壇者からは具体的な事例をもとに、社会的な価値を生み出す事業活動やその成果についてご紹介いただきました。社会課題の解決に取り組むことは、資金調達の1つの手法であり、事業活動においてもアドバンテージとなることを学ぶことができました。

★第2部★
2050京創プラットフォーム交流会では、まず前身の2050京創ミーティングでプロジェクトを実施していた事業者の方より、簡単にプロジェクトの成果についてご紹介いただきました。
次に、1グループ4~5名程度で、以下の12テーマについて意見交換を行いました。
A:観光ダストバックを活用しよう
B:企業サステナビリティ情報開示について考えよう
C:EcoPayで環境貢献を見える化しよう
D:再生プラスチックを広げよう
E:容器包装からゼロウェイストを考えよう
F:レスキュー野菜を地域で活用しよう
G:リペアカフェのプランを考えよう
H:リユーストレイをスーパーに広げよう
I:アースデイin京都とつながろう
J:京都独自の地域循環
K:独自コミュニティイベントなんかやりませんか
L:京都市の自然と共創した未来創り

グループで出た意見について、一部ご紹介します。
A:観光ダストバックを活用しよう
観光ダストバッグを旅館に導入することに賛同する声があり、旅行者が持ち帰ったごみを産業廃棄物として処理するなど、オペレーション上の観点について意見交換が行われました。くるん買い物マップを活用し、旅行者にそもそもごみが出ない買い物を案内できればよいといった逆説的な意見もありました。
くるん買い物マップ
https://www.kurunkyoto.org/map(外部リンク)
D:再生プラスチックを広げよう
事業系ごみのプラスチックの多くは再生できているものの、家庭系ごみのプラスチックは大半が焼却されているなど、プラスチックごみのリサイクルの現状や課題について共有されました。他国で導入されているように、授業科目として「環境資源」を取り入れるといったアイデアも出ました。
G:リペアカフェのプランを考えよう
修理にはめったに使わない道具もあるため、まずはツールを借りることができるスペースとして始めることや、公共の空きスペースを活用し、定期的にリペアカフェを開催することが提案されました。農機具のリペアをある程度は自分で行いたいという話もあり、アメリカではトラクターの修理をはじめ、「修理の権利」が話題になっていることが紹介されました。
参加者からは、以下のような感想をいただきました。
- 社会の持続的な発展を目指す企業様の革新的なアプローチに触れ、新たな気づきを得ることができました。
- 多様な業種の企業のお話しは有用でした。業種は違えど同じ方向性の方々と話が出来て、希望を感じました。
- 大変有意義でした。様々な取り組みをされている方とお話しができて刺激になりました。
事後アンケートに回答いただいた参加者のうち、77%の参加者は本イベントを通じて、新しい人脈を構築することができました。
今後も行政・事業者・市民の協働を促すために、交流会の開催等を予定しています。ぜひ2050京創プラットフォームにご登録いただき、次回12月18日(木)17:00-19:00開催の交流会にご参加ください!

\「2050京創プラットフォーム」への新規参入者、募集中!/
詳細については、以下をご覧ください。
