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開催レポート
2024.03.14

<開催レポート>11/1開催 「DO YOU KYOTO?2050 アイデアソン」
開催レポート

ワークショップ「DO YOU KYOTO?2050 アイデアソン」を開催しました!

ファッションロスをテーマに脱炭素ライフスタイルの転換を推進するビジネスアイデアを考えるワークショップ「DO YOU KYOTO?2050 アイデアソン」を龍谷大学で開催しました。
今回は、龍谷大学経営学部の眞鍋ゼミナールを中心に、大学生41名に参加いただきました。

まず、株式会社ヒューマンフォーラム 代表取締役社長の岩崎仁志氏から、ファッションロスの現状や課題、使用済衣服の回収&循環プロジェクト「RELEASE⇔CATCH」の取組など、ビジネスアイデアのヒントとなるような情報を提供いただきました。

その後は予定していた時間ギリギリまで、学生の皆さんとの活発な質疑応答が続きました。
大学でフリーマーケットを開催している学生から、「学生でも、ファッションロスを解決するためにできる取組はあるか。」と質問したところ、岩崎氏からは、「一人でできないことこそ、皆を巻き込んで取り組んだほうがいい。ぜひ一緒に循環フェスを作りましょう!」との嬉しいお誘いがありました。

「回収BOX設置のアイデアも考えたが、お金を払ってまで回収BOXを設置するメリットを提示できなかった。」と話した学生には、「『RELEASE⇔CATCH』の回収BOXは、設置にかかる初期費用とランニングコストを月会費という形で設定している。企業からの問い合わせもあり、地域と繋がりたい、地域に還元したいと考えている企業もある。回収BOXを設置している京都信用金庫や京都市立の高校などでは、多くの方に利用いただいている。」「回収BOXによる古着回収のインフラを作りたいのではなく、回収した古着を通して色々な人と関わる機会を作りたい。」と答えていただきました。

次に、事務局より、京都の気候変動の現状や、京創ミーティングで目指していることを紹介しました。

学生からは、ファストファッションに関する話題も出ました。同社の 笹木晴菜氏は、「今は技術の発達により、安くて品質もよい衣服が作られるようになった。安価にファッションを楽しむことができる反面、ファストファッションは衣服の大量廃棄にもつながってしまうことを知ってほしい。」と話がありました。

学生からは、以下のような感想がありました。

  • これまで衣服の現状をあまり知らなかったが、衣服1着あたり25kgの二酸化炭素が排出されていることを知った。これをきっかけとして、ファッションロスをもっと知りたいと思った。
  • 「オシャレは人を巻き込むパワーがある」という言葉が印象的だった。私も服飾サークルに所属しており、フリーマーケットの経験やファッションショーの経験があるので、ぜひ循環フェスに関わりたいと思った。
  • 衣服の回収BOXの仕組みや、意義について学ぶことができた。安かろう悪かろうと言う言葉があるように、安く耐久性のない服ばかりを買い、リサイクルもできないまま捨ててしまうということが無くなったらよい。
  • リメイクの1番の優位性は一点物であるという唯一性だと思うが、循環に不向きではあるため、今後の活動では両方を思慮して進めていきたい。
  • 今回のお話は衣服という観点からだが、回収したモノを仕分けして、たくさんの人と関わりながら仕事や居場所を作っていくというビジョンにとても感銘を受けた。
  • 手に入れ方だけでなく、手放し方を考え直すことは、自分の考えを改めさせられた。私は何でもかんでも買って満足してしまうタイプで、勝ったもののずっと家に置きっぱなしにしてしまう。メルカリで売ることを試みることもあったが、面倒で捨ててしまうこともあった。大切にしてもらえるところに手放す責任を持ちたい。

今回参加いただいた眞鍋ゼミナールの学生には、今回の話を受けて考えたファッションロスの解決につながるビジネスアイデアを、1月に発表していただきます。

発表編の開催レポートもお楽しみに!

Profile
株式会社ヒューマンフォーラム
アパレル・飲食

全国に「SPINNS」「mumokuteki」「USEDを拡張する進化型古着屋“森”」などアパレルやカフェなどを運営。この度、株式会社ヒューマンフォーラムが中心となり、京都市内を中心に、御家庭で不要になった衣服を回収する回収BOXを設置し、回収した衣服のうち再利用可能な衣服を販売することで、市内で循環させるプラットフォームを創出します。
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