株式会社斗々屋×くるん京都のコラボ企画として、株式会社斗々屋の容器包装ごみと食品ロスゼロを目指す取組を学び、参加者同士でごみを生まないために何ができるかを考える市民ワークショップ『つなげよう、ごみを生まない「知恵」』を開催しました。
今回のワークショップは、小売等に関わる事業者、団体、大学生、行政など、延べ38名に参加いただきました。
主催のくるん京都は、ごみを出さない持続可能な暮らしを目指し、マイ容器を歓迎してくれるお店などを集めた「くるん京都買い物マップ」を公開しています。
くるん京都買い物マップ(https://bootstrap.rbi.skyhigh.cloud/clientless/#url=https://www.kurunkyoto.org/map)
最初に、京都市の脱炭素ライフスタイル推進事業を紹介!
VISIONパンフレットを見ていただきながら、資源循環に関するプロジェクトとして、「使用済衣服の回収&循環プロジェクト」や「生ごみ堆肥の回収プロジェクト」について説明しました。
続いて、講師の株式会社斗々屋の梅田さんから、斗々屋のゼロウェイストの取組や最近の動きについて紹介!
斗々屋では、デポジット容器を導入することで、買い物で容器包装ごみがでない取組を説明。また、規格外の野菜を積極的に仕入れ、状態が悪くなってきたら店内で加工するなどし、食品ロスの削減にも取り組まれています。
その他にも、賞味期限切れ商品の販売継続、Uber Eatsを活用した弁当や惣菜の配達、オーガニックスーパーHELPとのデポジット容器の共有などの取組を紹介されました。さらに企業への研修やコンサルティングも行い、ゼロウェイストのノウハウを広げています。
リレートークでは、行政・事業者・団体から、京都市のプラごみの現状や野菜の包装の現状など、多様な観点からのお話が!京都市の脱炭素ライフスタイル推進事業として進めている「使用済衣服の回収&循環プロジェクト」の取組を改めて説明し、事業者連携を促進するプラットフォームを案内しました。
参加者で話し合うオープンミーティングでは、スマートフォンでリアルタイムに質問や意見を表示できるツールを活用して意見交換!「ごみを生まない新しい当たり前のために、どんな変化が必要?自分は何をする?」という問いに対しては、法律・規制の必要性、消費者の行動、教育・啓発、社会の意識と変化、生産者の役割などに関するコメントが!
終了後のアンケートには、
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アットホームで忌憚ない意見交換ができてよかった
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レジ袋の有料化によって排出量が減ったとの報告もされて、やはり仕組み作りが必要だなと思った
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斗々屋という小売りだけでなく、リレートークにて、さまざまな立場からごみについて語ってくれる人がいたことがよかった
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マイ容器を持ち歩きたい
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包装形態を、商品選択基準に入れようと思った
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まずは、生活に必要な買い物から意識を変えようと思った
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町内会等の会議やイベントでペットボトル飲料を配ることを前提にせず、マイボトル持参を働きかけようと思う
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共有容器化の希望や過剰品質に是正について取引先に伝えたいと思う
といった感想が寄せられ、大きな反響がありました。
容器包装ごみをなくすことは環境に良いことですが、食材の品質保持も考えながら容器包装ごみをなくす斗々屋のノウハウがもっと広がるといいなと感じるワークショップとなりました!